将軍の情報 | ||
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![]() | 階級 | 中佐 |
HP | 133% | |
コスト | 2935 | |
歩兵 | ★★★★★★ | |
装甲 | ★★★★★★ | |
空軍 | ★★★☆★★ | |
火砲 | ★★★★★★ | |
海軍 | ★★★★★★ | |
行軍 | ★★★★★★ | |
スキル | 効果 | |
装甲突撃Lv2 | 装甲ユニットを指揮する時に、与ダメージが+12% | |
装甲指揮官Lv2 | 装甲ユニットを指揮する時に、16%の確率で致命的な一撃を与える | |
電撃戦Lv3 | 戦車ユニットを指揮する時に、36%の確率で敵を反撃不能にする |
将軍の栄光シリーズでも世界の覇者シリーズでもユーザーから重宝され、ほとんどの指揮官閣下が雇用している将軍。アクセスページの累計数からでも分かるように人気があり、その能力に定評がある。本作でも装甲部隊の育て親として戦場を自由自在に暴れまわる。HQが16に到達すると購入可能。
課金限定のマンシュタインと比較すると、行軍能力が星一つ分劣っているものの、無課金でも入手可能、スキルが2つ選択可能という利点がある。攻撃に特化させ、前線を切り開くも良し。スキルの流言を装備させ、前進する部隊や友軍を援護するも良し。因みにスキルは流言と平原の戦い、勲章は英雄、自由、十字の3種類を装備させると、これらを装備したマンシュタインの攻撃力と同等となり、さらに敵の士気を下げさせるという恐ろしいポテンシャルを有する。ただし、マンシュタインと違いHPが半分以下になると攻撃力が格段に落ちるため、気をつけねばならない。その一方で以下のような意見もある。
電撃戦Lv5に突撃の勲章で90%の確率で反撃不能にすると実質、硬く、攻撃力が高く、速く、対空がある火砲部隊と化すため筆者は自由の勲章ではなく突撃の勲章を装備させることをお勧めする。実は上記以外にもう一つ電撃戦を進める理由がある。それは装甲指揮官の発動確率が数値上よりもずっと低いということだ。せっかく装甲指揮官が発動したのに電撃戦が発動せず反撃されるのは残念だ。
どちらにせよ今作においても彼が最強レベルの装甲将軍であることには変わらない。
彼の顔は将軍の栄光の顔写真をモデルにしており、今作も前作も同じ顔である。
ハインツ・ヴィルヘルム・グデーリアンは1888年6月17日に西プロイセンのクルムに生まれた。中流階級の家系だったが、祖父と父が陸軍軍人であったため、軍人幼年学校の生徒となった。彼の同期にはエーリヒ・フォン・マンシュタインやヴィルヘルム・フォン・レープを尊敬していたエーリヒ・ヘプナーがいる。意外であるが第一次大戦中は通信部隊勤務が多かった。
敗戦後、かつてドイツが占領していた土地(ロシア、バルト三国、ポーランドの一部)で義勇軍として戦闘を継続していた部隊(正確には鉄師団という悪名高い部隊)を統制するため参謀として派遣された。ところが、グデーリアンは鉄師団の思想に感化され、ハンス・フォン・ゼークトの「鉄師団撤退命令」に背き、集団脱走と戦闘継続を決定した。そのため本国へ召還され、連隊勤務の後、当時のドイツではお払い箱扱いであった自動車部隊へ配属された。ここで、彼は戦車、装甲車こそ次世代の戦争の主力となると確信した。そして、総統アドルフ・ヒトラーが大佐であったグデーリアンと30分にわたる話し合いと現場視察により機甲師団が誕生した(オスヴァルト・ルッツ装甲大将はグデーリアンより以前に戦車の有効性を軍首脳部へ説得し、戦車戦ドクトリンを文章化している。従ってグデーリアン一人が生みの親と断定出来ないと筆者は考える)。以後、機甲師団設立者の一人として出世街道を疾走した。ポーランド侵攻(第二次大戦のヨーロッパの枢軸国側第1ミッション)及びフランス侵攻(第二次大戦のヨーロッパの枢軸国側第3ミッション)では機甲部隊の前線指揮官として活躍。特にフランス戦ではアルデンヌの森を突破出来ると軍首脳部に強く主張し、それを見事に実現した上に、連合軍をダンケルクに追いやるという功績で作戦に貢献した。独ソ戦でもミンスク、スモレンスク、キエフなどを瞬く間に占領(これがかの電撃戦である)しかし、モスクワ包囲戦で前線で戦う軍の装備や兵站の問題でヒトラーと衝突、後に解任される。
しばらくして「グデーリアン程の人物に暇を言い渡すのは勿体ない」との意見より、装甲兵総監(装甲部隊の編制、訓練、装備に携わる)に就任。1944年、クルト・ツァイツラー上級大将の後任として参謀総長に就任するが翌年に解任される。戦後直後に米軍に逮捕されたが3年後に釈放。アメリカで教鞭を採ったり、ドイツ国防軍の名誉回復や共産主義国の脅威を危惧する著書を筆録したりした。
Wikipediaでは「典型的なプロイセンの武人といった印象が強く、ユンカーではないが高潔な人柄で尊敬されている。」とあるが、実像は大いに異なる。彼もまた中流階級に見られる、封建的階級認識からくる国粋主義者であった。戦後、彼が発表した論文『西欧は防衛出来るのか』と『そうはいかん!西独の姿勢に対する論文』では、ソ連侵攻について喜々と語っており、ヒトラーを擁護しているようにすら見える。以下は筆者が内容を咀嚼し、要約したものだ。「ヒトラーや我々は共産主義の脅威から祖国、ひいては欧州を防衛せんがため戦った。そんな我々に対し、諸々の権利を制限するとは何事か!健全なドイツあってこそヨーロッパが存続する。欧州の存続を望む者は新たなドイツを作るべし!」
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