第二次世界大戦が始まってすぐ、戦場は北アフリカに広がった。ヨーロッパとアジアを結ぶ重要な海上連絡線であるスエズ運河と、中東の豊富な石油資源に関係する戦略的な位置にあった。1940年、イタリアは北アフリカのイギリス軍に攻撃を開始したが、戦略の失敗により期待された前進はできなかった。翌年、ドイツ軍アフリカコルプス(アフリカ軍団の誤訳と思われ)の介入により、北アフリカの戦況はどのように変化するのか?
防衛イベントの中では1番難しい。ポーランド戦役の多方面から敵が来るというのと、マンネルハイム線の海からの攻撃の要素が合体している。さらにイギリス軍は新精鋭兵器のセンチュリオンを使って煙幕を焚きながらこちらの都市に突撃してくるので厄介。以下にこのステージの難点をあげる。
①海からの攻撃がある。
・・・特にカニンガムのHMS戦艦が凶悪。艦隊突撃スキルで耐久が高く、ユニットの陸軍へのダメージボーナスと卓越勲章で射程内の陸軍を粉微塵にする。駆逐艦でも掃海できない(150ダメージを必ずくらう) 機雷を撒き散らすので足の踏み場がなくなるし、空母陣からの空襲も痛い。また、海上砦から生み出される輸送船に上陸されまくる。
②友軍がへぼい。
・・・イタリア軍は戦力は悪くないが都市を守るのではなく、敵の都市に突撃してしまうので使い物にならない。とりわけ困難ではイタリアの都市も防衛目標となるので、まずはこれを自軍の管轄下に置く必要がある。
③敵が多国籍。
・・・敵は合計で6種類もの国籍の軍がいる。つまり、攻撃は国ごとなのでイギリス→フランスと攻撃してきて開いた都市や防衛戦にオーストラリアやギリシャなどの軍が入ってきてしまい、防衛難易度が急騰する。
④防衛に適した地形が少ない。
・・・山だらけのマンネルハイム線やポーランド戦役、要塞のマジノ線と違って、北側に少しばかりの山と簡単に突破される地雷原しかない。南はほぼ砂漠で阻むものがないので都市より前に出て敵を殲滅しなければならない。
⑤困難での敵のバフが異常。
・・・困難では敵は「鼓舞」と「放射線」という新しいバフを持つ。鼓舞は80%の確率で指揮低下が解除され、放射線は2ターンにわたってそのマスの部隊の体力を10%削ってくるというまさに防衛側泣かせの効果である。
⑥圧倒的な兵力・資源不足。
・・・最後の極め付けは兵力・資源不足である。将軍を乗せられるような部隊は重戦車3段積み、ヴルフラーメン40 、スーパーロケット砲くらいしかない。まともに使える将軍部隊もロンメルとアルニムしかなく、大幅な軍拡が必要。初期資源はまぁまぁあるものの、軍拡であっという間に使い果たすのでそれからが苦しい。都市の個数やレベルが低く収入が少ないため、これをどう使うのかが攻略の鍵を握る。
と、これだけの困難に対処しなければならないので将軍や精鋭部隊の充実したプレイヤーでも苦戦する。ただその代わりにクリアすればRPG兵やセンチュリオン、Mi-24航空機といった新精鋭部隊が獲得できる。
【普通難易度の攻略】
◇海
海は捨ててもいいが西側だけでも制海権を取れた方が楽。というのも地雷のある海岸から上陸した部隊が南下して、空母の空襲でボコボコにされるレベルIII都市を占領しにくるからだ。沿岸部は敵海軍にゴリゴリ削られるので水際防衛は難しく、沿岸の制海権を取るか内陸部で食い止めるかの2択。また、海を捨てた場合はトブルクが開城させられるが空挺は飛んでこないので防衛部隊を置く必要はない。しかし、稀にトブルクに輸送船が来るので毎ターンチェックしよう。
◇陸(シーワオアシスより北)
まずはこちらがきつい。山と山の間に地雷原のないところがあるのでここをユニットか要塞で埋める。海岸側は地雷が邪魔だったり海軍に壊されるのがオチなので要塞は建てずユニットで守る。アルニムは装甲軍団スキルを持っていて高確率で周囲の戦車と共同攻撃が出来る。なのでなるべく強力な戦車部隊とともに行動させるとよい。また、突撃歩兵と装甲歩兵が地雷を解除してくるのでこれを優先的に攻撃するとよい。海岸側は初期配置のオーストラリア軍を一掃すれば、以降山と山の間からしか来なくなるので、輸送船が来るまでは安全。中盤からは敵の攻撃は南部に集中するが後半でモンゴメリーが突っ込んでくるなど、またこちらへの攻撃も熱くなる。敵は多国籍なので突破されないよう二重に要塞線を築くか、突破してきた部隊を処理できるだけの軍を配置する。
◇陸(シーワオアシスより南)
こちらは砂漠がメインで敵を遮るものがほぼない。ただ敵は大部分がシーワオアシスに群がってくるので、都市に通じる一本道を封じて陸軍で処理すればよい。中盤からは将軍付きセンチュリオンがくるのでこれが厄介。煙幕が晴れるまでは周りのユニットを削って、煙幕が晴れたら一気に叩いて倒そう。ちなみにロケット砲の範囲攻撃は入るのでそれで削っておけると楽になる。イタリアの都市は取られてもゲームオーバにはならないが次は赤都市のジャウフが狙われるのでここはイタリア軍の代わりに保持しておきたい。ここの最南部には主にフランス軍しか来ないので、鬼強で流言の効かないド・ゴールさえ倒せれば対処は簡単。常に敵の部隊少数が攻撃しにくるが、初期配備のロンメルのような将軍付き戦車1体で十分に抑えられる。
【困難難易度の攻略】
◆海
基本的な防衛戦略は通常難易度の場合と同じだが制海権獲得が格段に難しくなる。制海権を取りたい場合はトブルクの港付近に誘き出して、こちらは毎ターン生産&相手は援軍少数という形に持ち込んで兵力差を少なくしたい。
◆ 陸(シーワオアシスより北)
こちらも基本戦略は変わらないが要塞やユニットが放射線の影響でゴリゴリ削られる。南側と違って防衛地点を動かしづらいのできつい。せめて将軍付きユニットだけでも放射線の無いところに移動させておきたい。どんなに頑張っても沿岸の制海権が取れるのは終盤近くになるので、輸送船ばどんどん上陸してくる。空母の空襲でも放射線は出るのでここのレベルIII都市はユニットを置いてもすぐに溶かされる。都市付近に強力な部隊を常駐させても良いだろう。
◆ 陸(シーワオアシスより南)
こちら側は戦略が大きく変わる。イタリアの都市が防衛目標になっているので取られたらゲームオーバになる。そのくせイタリア軍はここを守る気は毛頭ないので一回も敵に取られることなく、こちらが確保しなければならない。このために1ターン目にジャウフから重戦車もしくは精鋭部隊を生産して強力な将軍を乗せ、これを向かわさなければならない。付近の装甲歩兵や重戦車2段積みなども向かわせると良いだろう。5ターン目でド・ゴールのパーシング部隊が来てイタリアの都市は確定で空くのでこの隙に奪取する。ただ奪取するのが装甲歩兵などでは次のターンにやられて都市がド・ゴールに占領されるので、耐久の高い重戦車などで奪わなければならない。この都市を取れて、ド・ゴールを倒せれば通常難易度同様こちらは比較的容易。定期的な将軍部隊のない敵の攻撃に備えて少数の軍を残し、シーワオアシス近郊や北部に援軍を送ろう。
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