#author("2017-12-13T18:46:08+09:00","","")
*将軍 [#oe3bb80b]
#author("2024-04-15T13:53:11+09:00","default:kawayaki","kawayaki")
*グデーリアン [#oe3bb80b]
|>|>|~将軍の情報|
|&attachref(グデーリアン.png,,60%,title);|~階級|中佐|
|&attachref(グデーリアン.png,,80%,title);|~階級|中佐|
|~|~HP|133%|
|~|~コスト||
|~|~歩兵|3|
|~|~装甲|6|
|~|~空軍|3|
|~|~火砲|1|
|~|~海軍|0|
|~|~行軍|5|
|~|~コスト|2935|
|~|~歩兵|&color(silver,navy){★★★};&color(navy,navy){★★★};|
|~|~装甲|&color(gold,navy){★★★★★★};|
|~|~空軍|&color(silver,navy){★★★☆};&color(navy,navy){★★}; |
|~|~火砲|&color(brown,navy){★};&color(navy,navy){★★★★★}; |
|~|~海軍|&color(navy,navy){★★★★★★}; |
|~|~行軍|&color(yellow,navy){★★★★★};&color(navy,navy){★}; |
|~専属称号|>|~効果|
|電撃戦の父|>|「精鋭部隊」装甲部隊指揮時、攻撃力+12、致命的な一擊確率+10%|
|~スキル|>|~効果|
|装甲突撃Lv2|>|装甲ユニットを指揮する時に、与ダメージが+12%|
|装甲指揮官Lv2|>|装甲ユニットを指揮する時に、16%の確率で致命的な一撃を与える|
|電撃戦Lv3|>|戦車ユニットを指揮する時に、36%の確率で敵を反撃不能にする|
||>||
||>||

**備考 [#i948e4a6]
**概要 [#h3071849]
''「目標はスモレンスクだ兵士たちよ我につづけ」''

ハインツ・ヴィルヘルム・グデーリアン(Heinz Wilhelm Guderian, 1888年6月17日 - 1954年5月14日)は、第二次世界大戦中のドイツ第三帝国の軍人。第二次世界大戦の緒戦の大勝利を飾った電撃作戦の生みの親(発案と部隊育成)であり、またそれを実践(実戦部隊の指揮)した野戦軍指揮官。戦後、西側諸国からは偉大な戦術家として高い評価を受けた。最終階級は上級大将。かつてはグーデリアンとも表記された。ドイツ語発音 [ɡuˈdeʀi̯an] からグデリアンの表記の方が原音に近い。
**エピソード [#ee2b699c]
&color(#cc0000){''無課金最強の戦車将軍''};である。本作でも装甲部隊の育成者の一人として大活躍する。HQが16に到達すると購入可能。

**コメント [#zeb9feb6]
彼の顔は将軍の栄光の顔写真をモデルにしており、今作も前作も同じ顔である。
縛りプレイをしていないなら、絶対に雇うべき将軍である



***性能 [#ndac2f43]
装甲能力が★6、行軍が★5であり、既存スキルは装甲突撃に電撃戦、装甲指揮官と一切の無駄がない完璧な装甲将軍。

装甲突撃は装甲部隊を指揮する際に常時ダメージを増加させるものであり、装甲将軍には必須のスキルである。
電撃戦は確率で相手の反撃を無効にし、部隊を長持ちさせる。
装甲指揮官は確率で致命的な一撃(クリティカル)を発動させるものであり、発動すると大ダメージを与えられる。

更に追加スキルも2つ付けられるため、非常に汎用性が高い。
このことからゴールド将軍では最初に雇用したい。

課金限定の''[[マンシュタイン>HQ/将軍/マンシュタイン]]''と比較すると行軍能力が星一つ分劣っているものの、こちらは無課金でも入手可能である。
ちなみに、割引が前提の伝説の将軍を除いてグデーリアンが1番価格が高い。
***''スキル'' [#t0356ba1]
#divregion(&color(black){以前の記事};)
~&color(blue){''・主にシナリオをプレイする人向け''};
流言と平原の戦いがオススメ。
まだ、シナリオを全てクリア出来ていない方は基本的にこれ。グデーリアンばっかり強化してもしょうがないので他の将軍が育ちきっていなかったり、将軍が足りなかったりした場合は流言だけ最低限Lv.4まで上げて、平原の戦いは付けない、もしくは付けてもレベルは上げず、他の将軍のために勲章を使おう。シナリオ★3全クリアを目指すなら、最低でも戦車将軍2人、火砲将軍2人(火砲将軍が十分強い場合は1人でいいかも)、空軍将軍1人が必要なので、これに満たない方は取り敢えずスキル強化は流言のみでさっさと雇ってしまった方が良い。
~他に、高レベル流言持ち将軍が3、4人いれば流言ではなく、鋼鉄の洪水や(多分シナリオではあまり使わない。というか、都市より敵将軍のが硬い)爆破にするのもありだが、特に現代シナリオでは凶悪な敵将軍が多いため、彼らを無力化・弱体化できる流言をオススメする。
~&color(red){''・主に征服をプレイする人向け''};
平原の戦いと鋼鉄の洪水、もしくは平原の戦いと爆破がオススメ。鋼鉄の洪水は体力が半分を切った時の攻撃力半減を抑えてくれるので、被ダメが増える1950年以降のシナリオ、征服、そして高難易度戦車侵入(グデーリアンの部隊のみ投入するとき)に使える。
爆破は主に征服で周回をする時など敵の都市耐久を削る時に役立つ。特に征服1980での効果が大きく、「中途半端に敵の都市を削って、次のターンには重戦車×3が沸いていた」何ていう泥沼の展開を回避しやすくなる。ただ、体力が半分を切ると攻撃力が半分になるのに注意。
~テンプレではないが体力が半分を切った時の攻撃力半減を防ぐために毎ターン体力を回復してくれる機械工(もう一つはもちろん平原の戦い)を入れることもある。ただし、回復量はレベル5で15でコレクション(革命の勲章)による上がり幅も30%と低く、最大で毎ターン19しか回復できない(それでも補給所IVよりは回復は多い)のでターン数がかさむ征服向けのスキルとなる。
ちなみに、すべてにおいて平原の戦いをオススメしているがそれには以下の理由が挙げられる。
・平原の地形がマップ(特定のシナリオを除く。例えば海ステージや砂漠ステージ)の中では1番多く、広く分布している(砂漠などはまぁまぁあるものの固まっているため、あるところとないところの差が激しい)ため、何処に行っても腐りにくい。
・Lv.5で自由の勲章を載せた時の攻撃力増加は37ととても高く、将軍の配置する地形を意識して戦えば常時火力が37も上がってくれる。
#enddivregion
シナリオをプレイする場合は流言をつけるだけで良い。その後は頭数を揃えてからでOK
強化は流言と装甲突撃を優先的に上げよう。すべてのスキルを3〜4程度にしたい。

前線に到達したら2つ目に鼓舞をつけよう。流言はそのまま
全てクリアしたら流言を平原か爆破と交換しても良い(挑戦征服追加により、流言の需要が高いので残した方が良いかもしれない)

コレクションには装甲突撃を強化する英雄の勲章を付けよう。
無課金で進めるなら、グデーリアンに彼のスキルを強化出来る勲章を優先的に付けるのがいい。
***専属称号 [#a6b55f6f]
ゴールド将軍は伝記をクリアすることで、精鋭部隊を指揮するときのみに発動する専属称号バフを得ることができる。

グデーリアンは攻撃が上がり、火力がかなり高くなる。また勇気レベル5リボンと十字の勲章を付けると、''致命的な一撃の確率が100%となり、確定で発動する''ようになる。
タイガーを解放するまではパーシングに乗せ、解放後はタイガーに載せよう。
***''総論'' [#t36854df]

&color(#cc0000){''今作においても彼が最強レベルの戦車将軍''};である。
''&color(green){縛りプレイでもしない限り雇わないという選択肢はない。};''
**史実 [#z5d3a26a]

ハインツ・ヴィルヘルム・グデーリアン(Heinz Wilhelm Guderian, 1888年6月17日 - 1954年5月14日)は、ドイツの陸軍軍人。最終階級は陸軍上級大将(ドイツ国防軍陸軍)。第二次世界大戦の前半では第一線の指揮官として軍団長や軍司令官を務め、大戦後半では装甲兵総監・参謀総長代理を歴任した。


***エピソード [#l7d1af57]
#region(&color(navy){長いので格納};)

ハインツ・ヴィルヘルム・グデーリアンは1888年6月17日に西プロイセンのクルムに生まれた。中流階級の家系だったが、祖父と父が陸軍軍人であったため、軍人幼年学校の生徒となった。彼の同期にはエーリヒ・フォン・マンシュタインやヴィルヘルム・フォン・レープを尊敬していたエーリヒ・ヘプナーがいる。意外であるが第一次大戦中は通信部隊勤務が多かった。
敗戦後、かつてドイツが占領していた土地(ロシア、バルト三国、ポーランドの一部)で義勇軍として戦闘を継続していた部隊(正確には鉄師団という悪名高い部隊)を統制するため参謀として派遣された。ところが、グデーリアンは鉄師団の思想に感化され、ハンス・フォン・ゼークトの「鉄師団撤退命令」に背き、集団脱走と戦闘継続を決定した。そのため本国へ召還され、連隊勤務の後、当時のドイツではお払い箱扱いであった自動車部隊へ配属された。
ここで、彼は戦車、装甲車こそ次世代の戦争の主力となると確信した。そして、総統アドルフ・ヒトラーが大佐であったグデーリアンと30分にわたる話し合いと現場視察により機甲師団が誕生した(オスヴァルト・ルッツ装甲大将はグデーリアンより以前に戦車の有効性を軍首脳部へ説得し、戦車戦ドクトリンを文章化している。従ってグデーリアン一人が生みの親と断定出来ないと筆者は考える)。以後、機甲師団設立者の一人として出世街道を疾走した。
ポーランド侵攻(第二次大戦のヨーロッパの枢軸国側第1ミッション)及びフランス侵攻(第二次大戦のヨーロッパの枢軸国側第3ミッション)では機甲部隊の前線指揮官として活躍。特にフランス戦では、アルデンヌの森を突破出来ると軍首脳部に強く主張し、それを見事に実現した上に、連合軍をダンケルクに追いやるという功績で作戦に貢献した。対仏戦において、これらの功績に加え、戦車戦術においても彼の経験がドイツ機甲軍に有利に働いた。と言うのも、フランスが所有していた戦車の数量と質はドイツのそれらを上回っていたが、ドイツは無線による連携でフランス戦車を次々と撃破することに成功している。フランス軍が戦車を分散配置したのも理由の一つであるが、それでも、無線連絡無しにフランス戦車を相手にする程、ドイツは熟練した軍隊ではなかったのである。
独ソ戦でも現地の装甲指揮官としてミンスク、スモレンスク、キエフなどの重要都市の占領に貢献する。しかし、モスクワ包囲戦争では、前線で戦う軍の装備や兵站の問題よりヒトラーに撤退を進言し、怒りを買って解任される。
しばらくして「グデーリアン程の人物に暇を言い渡すのは勿体ない」との意見より、装甲兵総監(装甲部隊の編制、訓練、装備に携わる)に就任。1944年、クルト・ツァイツラー上級大将の後任として参謀総長に就任するが、ヒトラーと対立し翌年1945年に解任される。

1944年に起きた7月20日事件では、当日に総統暗殺実行が行われると悟り、ヒトラー側と反ナチ側、成功した側の勝ち馬に乗るべく装甲部隊を駐屯させ、自らは屋敷に引きこもって「日和見」を行っている。

敗戦直後、他の装甲兵幹部と共に米軍に逮捕されるも3年後に釈放。アメリカで教鞭を採ったり、ドイツ国防軍の名誉回復や共産主義国の脅威を危惧する著書を筆録したりした。

#endregion
***グデーリアンの仮面 [#p232b585]
Wikipediaや専門書以外では「典型的なプロイセンの武人といった印象が強く、ユンカーではないが高潔な人柄で尊敬されている。」「装甲部隊の"父"」とあるが、実像は大いに異なる。彼もまた中流階級に見られる、封建的階級認識にどっぷり浸かったような国粋主義者であり、ナチの非人道的行為を黙認し、「装甲部隊の父の"一人"」でありながら、その他の経歴も神話として上塗りし自らの都合の良い「偶像」を広めた一人である。
~戦後、彼の発表した著書と論文『電撃戦』『西欧は防衛出来るのか』と『そうはいかん!』では、ソ連侵攻について喜々と語っており、ほぼクロと捉えて良い発言をしている。以下は筆者が内容を咀嚼し、要約したものだ。「ヒトラーや我々は共産主義の脅威から祖国、ひいては欧州を防衛せんがため戦った。そんな我々に対し、諸々の権利を制限するとは何事か!健全なドイツあってこそヨーロッパが存続する。欧州の存続を望む者は新たなドイツを作るべし!」

現在、ドイツの衛戍地に「グデーリアン」の名を付したものは存在しない。恐らく、彼の仮面が剥がれて行く以上、将来も「グデーリアン兵営」が実現する事は無いとされる。
*コメント [#zeb9feb6]
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